昔の名前が邪魔をする

{{ good_count }}

ボートレースを覚えたての時にSGで優勝した選手がいると、その選手のファンになる人が多いようです。エース機を引き、流れが向いてラッキーな優勝だとしても、その選手の名前が記憶に刷り込まれます。条件が揃えば再びSGで勝つチャンスが出てきますが、そうでないと結果が出ません。

オールドファンの中には10数年前の記憶を頼りに、「あの選手は強かった」と舟券を組み立てる人がいます。本来なら舟券から外しても構わない選手にもかかわらず、昔の名前で舟券を買ってしまうのです。当然のように、その舟券は時代遅れです。多少の見せ場でもあれば納得できますが、それもないままレースが終わってしまうものです。常に頭をリセットして選手を見る習慣をつけてください。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。