ボートレース津

第6回全国ボートレース甲子園=津勢力図

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実力差が大きく、番組作り一つで配当が変わる

過去5回のボートレース甲子園で、優勝戦まで乗った都道府県は19です。最多は佐賀と福島の3回。佐賀県には峰竜太、福島県には桐生順平がいるのが関係しています。選手数が多いのに優勝戦に乗っていないのは、東京、大阪です。高校野球では東京、大阪は出場校が多いのに対して、ボートレース甲子園は出場者は同じです。そのため高校野球のボートレース甲子園では勢力図が違います。

今回のボートレース甲子園の出場選手は、A1級38名、A2級8名、B1級6名と実力差の大きな大会です。こうした大会では実力選手が1号艇に入ったレースは本命サイド、外枠に入ると惜敗して高配当が飛び出します。開催日の番組作りによって配当傾向がはっきりと出てきます。

第5回ボートレース甲子園=尼崎

配当分布
・100~990円
初日2回、2日目0回、3日目2回、4日目0回、5日目3回、最終日3回
合計10回 全体比13.9%
・1000~1,990円
初日1回、2日目8回、3日目4回、4日目1回、5日目3回、最終日4回
合計21回 全体比29.2%
・1万円以上
初日4回、2日目0回、3日目0回、4日目3回、5日目3回、最終日1回
合計11回 全体比15.2%

第4回ボートレース甲子園=下関

配当分布
・100~990円
初日0回、2日目3回、3日目2回、4日目0回、5日目2回、最終日1回
合計8回 全体比11.1%
・1000~1,990円
初日5回、2日目4回、3日目5回、4日目1回、5日目3回、最終日2回
合計25回 全体比34.7%
・1万円以上
初日1回、2日目1回、3日目0回、4日目5回、5日目3回、最終日3回
13回 全体比18.0%

第5回=尼崎、第4回=下関の開催日別の3連単配当分布を調べると、傾向が読めます。準優進出を睨んで実力選手が勝ちやすい番組が多くなる3日目は、3桁配当や1,000円台の配当が全体の半数を占めています。3連単の万舟券は出ていません。4日目になると準優出勝負駆けの選手が一発を決めてくるので、本命決着がありません。万舟券の出現回数が多いので、波乱を想定した舟券作戦が必要です。B1級はモーター運に恵まれても、1着を取るケースはないものと思って構いません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。