ボートレース尼崎

セット整備は「回転グセ」の関係

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尼崎グラチャンでセット整備が多かったので、モーターをマイナーチェンジしているのではという噂が立ちました。しかし、マイナーチェンジをするには金型を変えなければならず、開発資金が必要になります。メーカーとしては何もメリットはありません。詳しいことをメーカーに聞いたところ、マイナーチェンジはまったくやっていないとのことです。

排気量が小さくなったという話も誤情報です。新モーターと前モーターの回転グセです。ある程度使い込まれたものの方がスムーズに回転が上がります。自動車でも1000キロくらいまでは慣らし運転をするように指導されます。その現象が尼崎で出ていたということではないでしょうか。どんなモーターでもセット整備をしたから全て良くなるとは限らないということです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。