旬レーサー 吉川元浩(兵庫・51歳)
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モーターの仕上がりに応じて戦法を変える
デビューしたのが1996年11月尼崎です。デビュー1走目から1着スタートでした。①⑤⑤④④①⑤③とデビュー戦で2勝しただけでなく6着がありません。デビューした時から大物感がありました。その期待どおり、兵庫のエースとしてマスターズ世代になっても活躍しています。
活躍を支えているのは攻撃型自在戦です。モーターの仕上がりに応じてまくりとまくり差しを使い分けます。伸びを引き出していればまくり、出足を引き出していればまくり差しです。GWの六甲賞で優勝したシリーズでは、伸びを引き出しており、予選でまくりを2本も決めています。準優、優勝戦ではスロー発進を想定した出足型の仕上げでインから速攻を決めました。6コースをのぞけば、どのコースからでも舟券に絡んでくる実力派です。地元尼崎での通算成績は、勝率8.15、優出59回、優勝28回です。平均スタートは0.15とスタートで勝負をしていません。
地元SGは一番優勝したい! 一歩ずつ目指します
「リズムは良かったり悪かったりです。今年ここまでで一番の反省点は、優勝戦1号艇で勝てなかった戸田クラシック。いつまでも引きずるわけにはいかないけど、やっぱりあれはしっかりと反省しないといけない点です。尼崎でグラチャンが開催されるにあたって、やはり地元のSGは何が何でも出たいという気持ちはありました。まだ地元でのSG優勝はないし、もちろん地元のSGは一番優勝したいレースですよ。尼崎は地元でよく走らせてもらっているし、プロペラに関してもわかっている。有利なのは間違いないですね。6月の尼崎はあまり走ることがないけど、GWはいつも走るので、スタート、風のイメージはつきます。 優勝したGW戦でも気になるモーターはありました。自分が乗っていた17、優出した高野哲史の22、あとは田路朋史の38、武井莉里佳の30あたりかな。
いずれにせよ、そこそこのモーターを引ければパワーは引き出せる自信があるので、準優、優勝戦と一歩ずつ優勝を目指してというところですかね。その上で最終的にはグランプリを目標にして頑張ります」。
(マンスリーBOATRACEより抜粋)
1着決まり手(過去6か月)
逃げ…23回まくり…6回
まくり差し…11回
差し…7回
抜き…4回
※出場予定…尼崎・SGグラチャン=6月25日~30日
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。