旬レーサー大池佑来(東京・37歳)
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スタートが早くなり、まくりが決まる
初優勝はデビュー2年目の江戸川、GI初優勝も江戸川と、江戸川のイメージが強い選手です。しかし、出身は神奈川県で、多摩川は優勝を含めて6連続優出と江戸川に負けない好成績を残しています。逃げるか差すかといった走りが目立っていましたが、最近の決まり手を調べるとまくりが増えています。それだけモーターが仕上がるということです。
平均スタートもコンマ13と早くなっています。2期連続して7点台の勝率をマークできているのも、モーターの仕上がりとスタートの早さに関係しています。7月末が選考期間の締切にあたるダービー勝率は7.25で、39位にいます。このペースはキープして行きたいところです。一般戦で優出が条件になるでしょう。
最近の着順傾向は1コースは軸艇で信頼、2、3コースは2着受け、4コースはボックス、5、6コースは2着受けが正解のようです。
ダービー出場へ向けて1着を取る
「近況は4月の児島周年や5月の平和島MB大賞とか、グレードレースで今までにない成績が残せているので、悪くないですね。特に何かを変えたとかはないですけど、コツコツと積み重ねてきたものが、良い流れを作ってくれているのかなと。多摩川は6連続優出中で前回も優勝と成績は残せているけど、プロペラ調整が難しいイメージがありますね。それに夏場の多摩川を走るのは2年ぶりなので、しっかりと回転を上げてとか、いろいろと今回はやっていきたいですね。調整はターン回りとか、出足の進む感じを求めてやっています。
昨年はV5を残して、今年の3月戸田クラシックに出場することができました。走った後はやっぱり、またSGに出たいという気持ちになりましたね。今のところ7月で選考締切になる戸田ダービー出場に向けて良い位置にいるので、今回はいっぱい1着を獲った上で優勝ができるように頑張りたいですね」。
(マンスリーBOATRACEより抜粋)
1着決まり手(過去6か月)
逃げ…21回まくり…7回
まくり差し…5回
差し…1回
抜き…2回
※出場予定…GⅢ多摩川=6月19日~24日
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。