選手不信は点数が増えるだけ

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舟券を買っていると、負けるわけのない選手が着外に落ちることがあります。この選手は来るわけがないと捨てると、3着に食い込んで万穴になるレースが宮島「第9回レディースオールスター」でもありました。信じた選手に裏切られ、信じていない選手にも裏切られるわけです。

そんなレースが何度も続くと、選手に対する不信感が生まれてきます。何を信じて良いか分からず、舟券の点数ばかりが増えていきます。本来なら見切れるB2級選手まで、流し舟券で買ってしまいます。そんなときに限って大本命が入るものです。それで目が醒めれば良いのですが、いったん生まれた選手不信はなかなか消えません。あれも怖い、これも怖いと舟券の迷路に入って舟券資金がすぐに尽きてしまいます。いつもは6点くらいにしている舟券の点数が12点~18点に増えたときは、危険信号が灯ったと思って自分自身でブレーキをかけるようにしてください。

桐生順平が23年9月以来なかった4コース1着を獲りました。データはあくまでも傾向であって、絶対的なものではありません。データ不信になりすぎると点数が増えるので、こちらも注意してください。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。