戸田周年は4コースの取捨がポイント
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桐生順平の4コースは1着ゼロ
オールスターが終わって最初のGIが戸田周年です。戸田と言えば、1963年の東京オリンピックの漕艇会場になったことで有名です。ボート場に向かう道路には、オリンピック道路の名前もついています。戸田の競走水面は全国一狭く、1マークを大きくスタンド側に振っています。3コースの延長線上に1マークが浮かんでいる状態で、スタートで遅れると内から張られ、外から絞られてしまい大敗します。4コースの1着率が高く、毎期4コース1着率が全国1位です。舟券作戦は4コースの取捨がポイントになります。攻める4コースか守りに入る4コースかを調べて、舟券作戦の方向性を決めなければなりません。攻める4コースなら「シゴロ絡み」の舟券が必要になり、守りの4コースなら1コースの逃げが決まります。
4コース1着率ベスト5
順位 選手名 1着率1 浜田亜理沙 33.2%
2 池田浩二 27.7%
2 平本真之 27.7%
4 河合佑樹 27.2%
5 枝尾賢 26.6%
4コース1着率ワースト5
順位 選手名 1着率1 深川真二 0.0%
2 桐生順平 0.0%
3 茅原悠紀 4.5%
4 守屋美穂 4.7%
5 赤岩善生 7.1%
4コース1・2着率ベスト5
順位 選手名 1着率1 白神優 62.5%
2 谷野錬志 60.8%
3 松本純平 60.7%
4 河合佑樹 59.0%
5 前田将太 58.6%
4コース1・2着率ワースト5
順位 選手名 1着率1 深川真二 0.0%
2 土屋智則 12.5%
3 中田竜太 19.4%
4 榎幸司 20.8%
5 桐生順平 25.0%
集計・全国2023年11月~2024年4月
今回の戸田周年に出場する選手の4コースの全国成績を調べてみました。地元の桐生順平の4コースの1着回数がゼロです。集計期間を過去1年にしても4コースの1着回数は1回です。スタートよりもコーナーのスピード勝負をする桐生だけに、こうした数字が出てくるのかもしれません。舟券作戦を立てる上で重要なデータです。地元出場選手の戸田4コース成績
選手名 1着率 1.2着率中澤和志 40.9% 63.6%
須藤博倫 23.0% 38.4%
桐生順平 14.2% 78.5%
黒井達矢 37.0% 44.4%
秋元哲 16.6% 30.0%
浜田亜理沙 20.0% 60.0%
中田竜太 20.6% 44.8%
畑田汰一 40.0% 64.0%
松本純平 14.8% 40.7%
集計・戸田2021年5月~2024年4月
全国成績では4コースの成績が悪かった桐生ですが、地元過去3年間では2連率78.5%と高い数字をマークしています。3連率は92.8%です。1着率は低いので、2、3着受けが正解です。攻撃力のある中澤、黒井、畑田が1着獲りのレースをしています。遠征選手で戸田の4コースから好成績を残しているのは、前田将太、新開航、新田雄史です。この3選手が4コースに入るときは軸艇にしてください。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。