最初の一歩を間違えるな
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ボートレースの番組は番組編成委員が作っています。基本は「主力信頼」、「2強対決」、「三つ巴」、「混戦」です。選手名、モーター勝率、節成績を書いた白いスティックを2本ずつ準備しておきます。まず、翌日が1回走りの選手のスティックを外します。残った72本のスティックを各レースごとの枠にはめていきます。走り終えた選手から枠に入れて行きます。9Rあたりで翌日の概定版が完成して、それ以降のレースで微調整して前夜版が完成します。番組を自動で作戦するコンピュータがありますが、それは連日同じ対戦メンバーがないか、連続して同じ枠番を与えていないかなどをチェックするのに使っており、コンピュータに番組作りを任せているところはありません。
舟券作戦の基本は、番組がどういった意図で作られているか読むことから始めなくてはなりません。それをやらないと「主力信頼」のレースで「混戦」を意識したような無駄券ばかりが増えてしまいます。本命番組なのか高配当番組なのか、見極めが大切です。最初の一歩を間違えないようにしないと舟券は外れます。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。