見立て違いでも当たればハッピー

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ボートレースはヨーロッパやアメリカでもやっています。ヨーロッパは湖を使ったレースが多いそうです。ピットから1マークまでの距離が1000mもあり、1マークに到達したときには、艇団がばらけていると聞きました。

日本のボートレースは密集して1マークに殺到します。そのため瞬間芸に近いターンで勝敗を競います。瞬間芸なので、走る選手の思惑どおりにいきません。舟券でまくりを想定しても、1マークで動きが取れず差しになるケースがあります。まくりでなくても1着を取ってくれれば、舟券を買っていたお客さんは誰も文句を言いません。負ければ文句を言うだけです。勝手なものと思っても、舟券を買う側からすれば、当たるか当たらないかだけにしか関心がないので、それをあれこれ言っても相手にしてくれません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。