ボートレース大村

他人の声が聞こえる時は舟券不調

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レース場やボートピアで舟券を買っていると、他人の話が耳に入ってくることがあります。「佐藤大佑は伸び型にして全速で攻める。今日の優勝戦は6コースから一気にまくるよ」といった声です。優勝戦の解説では実戦向きの仕上げになっていると言っているのに、人の声が耳に入るのです。

それまでに舟券が的中していれば、自信満々で解説者や他人の声など気にしません。しかし、舟券が外れ続けていると、自分の考えに自信が持てません。買わなくても良い舟券を買ってしまいます。結果はどうなったかと言えば、「実戦向きの仕上げ」どおり、6コースからのまくりは決まりませんでした。ボートレースの専門紙には「悪魔のささやき」というコーナーを設けていたところがありました。ささやかれて動じる方が悪いのです。こんな時は良い結果が出ません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。