ボートレース大村

番組作り一つで配当が荒れる

{{ good_count }}

進入固定レースといえば、ボートの初心者向きと言われてきました。A1級が1号艇にシードされる番組が多く、本命配当の出やすいレースです。このレースだけを狙って大口勝負をするお客さんもいると聞いたことがあります。

進入固定レースは蒲郡、丸亀、若松、芦屋、大村の5場で実施していますが、3月に入って大村の進入固定レースで異変が起きています。これまで1号艇はA級が定番でしたが、B1級を入れるようになりました。A2級が入ると3連単で3桁配当が出ましたが、B1級だと万舟券を含め、4桁以上の配当です。前年の進入固定レースでは1コースの1着率が70%を超えていたものが、3月23日までの開催では16レース中7回です。40%台まで下がりました。番組作り一つで配当が変わる例です。モーターチェックと同じように、番組の作り方のチェックが必要です。よく言われた格言に「1にモーター、2に番組、3、4なくして5に選手」というのがあります。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。