前田将太
前田将太

旬レーサー 前田将太(福岡・35歳)

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コーナー勝負の1着が多い

デビューしたときは兄の前田健太郎が注目されていました。弟の「ボートの選手になりたい」という夢を叶えるために、視力矯正の手術代を出しました。兄の方が体重があったので、記念ロードに乗ることはありませんでしたが、弟の方はデビュー3年目にGI、4年目にSGに出場と順調に成長して行きました。ただ、限界まで減量できないこともあって、GI優出止まりが目立っていました。スローからのレースよりもダッシュに回ったときの捲り差しで高配当に貢献する選手という印象の強い選手でした。GI初優勝は2021年6月の地元周年です。男子の最低体重制が変更になったことも追風になっています。最近は2月びわこで7連勝完全優勝と勢いに乗っています。コーナー勝負の「抜き」の着が多いので、常にボックスの対象にしておいた方が良いでしょう。

今年こそグランプリに行く

「去年は成績としては良かったし、ある意味充実していたけど、SGで結果が出なかったから、自分の中ではあまり"やった"っていう感じはなかった。最後の住之江GPシリーズで優出できたけど、ほかはほとんど予選落ちだったんで…。江戸川は去年1月の67周年で優勝して、その翌月の一般戦でも優勝しました。良いモーターを引いたってこともあるけど、GⅠを勝ったばかりで、結果を出さないとちょっと恥ずかしいなっていう気持ちもあったんで(笑)。今回は約1年ぶりだし、スタートだけは気にしないと。あとはとにかく良いモーターを引きたいし、引けばチャンスはあると思う。

今年こそグランプリに出場と思っています。GPシリーズに行っても面白くないなって思っているし、やっぱり賞金ランク上位18人に入って、グランプリに行かないとなって。今はとにかくグランプリに行ってみたいですね」(マンスリーBOATRACEより抜粋)

1着決まり手(過去6か月)

逃げ…22回
まくり…5回
まくり差し…4回
差し…5回
抜き…7回
※出場予定…GI江戸川大賞=2月27日~3月3日

4504・前田将太(福岡)のプロフィールはこちら

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。