負け追いに好結果なし

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ギャンブル依存症対策の啓発パンフレットが配布されています。その中に依存症かどうかの判断基準の一つに「負け追い」というチェック項目がありました。11Rまでに負けが込んだとします。冷静な判断をする人なら、「今日は調子が悪いから帰ろう」になりますが、「負けを取り戻すために12Rで有り金勝負」という人がいます。

結果は持ち金をすべて失い重い足取りでレース場を後にします。負けを取り戻そうとする行為のことを「負け追い」と呼んでいます。負けを取り戻すのが目的なので、どうしても高配当を狙います。しかし、最終レースは、強い選手を1号艇に組んだ番組が多く、落ち着いた配当になります。良い結果は出ません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。