ボートレース鳴門

同時多発出目に根拠あり

{{ good_count }}

多場発売が当たり前になったボートピアでレースを見ていると、お客さんから「こちらのレース場で、また同じ出目が出た」と教えられることがあります。2つのレース場は距離も離れており、何の関係もないはずですが、現実に良く起きます。ナイター場でも同じようなことが頻繁に起きます。モーニング場とデイ場、デイ場とナイター場では、まず起きません。モーニング場同士、デイ場同士なら起きます。説明できるのは番組作りです。

ボートレースは2回走りがあります。12R制で必要な人数は12×6=72名です。ところが一般戦で実際に出場する選手の数は42名です。30名足りません。この不足した人数を2回走りで補うのです。2回走りの選手に前半と後半で同じ枠番を与えることはありません。後半で強い選手に勝ちやすい番組を作ろうとすれば、1号艇を与えます。そうすると、その選手の前半走は中枠か外枠です。A1級の配置位置が同じなら出目も同じようになってくるものです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。