三つ巴戦の一つ崩れ

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一般競走でよく見かける番組がA級3名にB級が3名です。シード番組でこうした番組作りをやっているのが三国の「みくにあさ推し」と芦屋の「サンライズX」です。丸亀の「カチ勝ち6」、「穴ガチ7」も同じような番組作りです。スポーツ新聞や専門紙に「上位3者」、「三つ巴」といったタイトルがついています。

A級3名のボックスを買っておけば良いはずですが、これで決まりそうで決まりません。B級が間に割って入って中穴が飛び出すのです。三国の4R「みくにあさ推し」では、1号艇にA級を入れて、残った2名を他の枠に分散させます。6号艇にA級を入れることは、まずありません。にも関わらず6号艇が3連単に絡んだレースが、全体の30%を超えていました。A級3名のボックスが3回に1回の割合で的中できませんでした。理由の一つは、展開の折り合いがつかなったせいです。自分が勝つという意識が強すぎるために起きる現象です。三つ巴戦があれば、B級を絡めたボックスが必要なようです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。