4日戦は着順よりも走ったレース番号

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ボートレースは6日間開催が一般的ですが、4日間の短期決戦もあります。年間の開催日数が決まっており、競合するレースとの関係で、4日間開催ができてしまいます。モーターの「低勝率シリーズ」が多く、2連対率の底上げのためのシリーズになります。常滑ボートでは4日間開催でも準優勝戦を実施していますが、ほとんどのレース場は得点率で優出メンバーを決めます。優出メンバーは得点率上位6名です。1回でも6着大敗すると優出できません。オール2連対といった選手が多くなります。

4日間開催では、B級選手が優勝戦に乗ってくることが珍しくありません。成績の方もオール2連対です。モーターが超抜に出ているのではといった判断をしてしまいます。ところが本番になると見せ場もなく負けて「やはりB級だったか」と舟券を買った自分を責めてしまいます。しかし、成績を細部まで検討すると、優出するまでに走ってきたステージが一段低いところです。オールB級戦の前半のレースで好成績を残してきたケースがほとんどです。A1級の対戦とはレベルが違います。負けるのは当然です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。