ボートレース唐津

強い追風なら2コースの小差しが有利

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「差しグセの2コースはよく負ける」というブログを以前にアップしましたが、今回はそれとは違う内容です。冬型気圧配置になると強い風が吹くようになります。競走水面が南北にレイアウトされているレース場は風の影響を受けます。追風が強く吹くのは、桐生、浜名湖、三国、鳴門、唐津です。住之江も追風です。

追風が強いと1コースが勝てなくなります。ダッシュ戦からのまくりも決まりません。1コースは先に回ろうとしますが、ターンの後半部で風を受けて大きく流れます。まくりたい選手はスタートの時に風に押されるので、フライングのリスクが出てきます。全速でスリット通過ができません。逃げる選手が流れ、まくりたい選手のまくりも届きません。抜け出してくるのは2コースからブイ際を小回りする選手です。2コースからの小差しです。消えた選手が生き返るといった現象が起きます。

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桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。