穴は流せに理由あり

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万舟券3連単の万舟券出現率は17%、一般戦に限定すると16.5%です。レース場によってバラツキがあるものの、1日平均2本です。6レースに1回の割合になります。1着軸を決めて2、3着を流すと20点必要になります。オッズとの兼ね合いもあって、どうしても舟券を絞りたくなります。1人削ると点数は12点で済みます。100円券にすると800円浮きます。

ところが、消した選手が来て3連単で万舟券になったとします。トータルで1人削った方が得か、流した方が得かという問題です。平均して6レースに1回、万舟券が出ています。6レース分、1人を削って浮く金額は800円×6=4,800円です。1人削って浮いた金額と、万舟券を取り逃がした金額を比較すると、どちらが得でしょうか。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。