「スタートが合っていない」なら1着は期待薄

{{ good_count }}

選手が「スタートが見えていない」とコメントすることがあります。これは視力が落ちたからではありません。3年に1回ある登録更新の時に行われる視力検査では、裸眼で0.7以上でないと登録更新に合格できません。視力とは関係ないところの問題てす。

「スタートが合っていない」のは、自分の思っているスタート勘と実際のタイミングにズレがあるからです。コンマ10でスタートしたつもりが、コンマ25だったというケースです。こうした時は、際どいスタートは行けません。全速でスリットを通過も期待できません。特にハナを切るようなスタートは無理です。1コースからのレースだと、スタートで先手を取った選手からまくられます。中枠だと内と外に挟まれて展開待ちになります。1着は取れないでしょう。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。