後付け解説に一理あり

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レースが終わってから急に元気になるのは、舟券が的中した人と後付けでレース解説をする人です。舟券が当たった人なら納得ですが、外れた側からすれば「わかっていたのなら先に言え」です。しかし、後付けする人は、それなりの理由付けができるわけで、かなりボートの知識のある人です。もしかしたら、これまで見落としていたことを教えてくれるかもしれません。

ボートレースは6日間開催が多く、連続性があります。週末にレース場やボートピアに行く人は、選手に関するデータを調べても、モーターの動きまでなかなか把握できていません。そんな時に「この選手のモーターは出ていた」と後付けで言う人がいれば、後半のレースで買えるかもしれません。土曜日に聞いたのなら日曜日の舟券の参考になるかもしれません。ただし、舟券が外れた直後は興奮状態なので、耳に入らないものです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。