常滑GIは1コースの優勝が約束されている
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選手持ちプロペラの制度が廃止になったのは2012年です。選手主体からモーター主体の舟券作戦に変わりました。限られたトップクラスの選手を除いて、成績はモーター次第です。コース取りの変化もなくなり、予選で枠なり進入から大崩れなくまとめた選手が準優1号艇を手にします。1コースから逃げ、優勝戦も1コースから逃げるというパターンが定着するようになってきました。
過去1年間の優勝戦の1コース1着率は71.5%と全国平均の54.3%を大きく上回っています。1コース日本一になった徳山の優勝戦における1コース1着率は84.2%です。ダイヤモンドカップを開催している常滑は82.2%と、こちらも高い1着率をマークしています。
優勝戦になると選手よりも舟券を買う側の思惑もあって、必要以上に舟券を買ってしまいます。しかし、データを調べると動かしがたい現実を思い知らされます。レンタルプロペラになった2012年4月以降の常滑GIの優勝戦では、1コースが12連続優勝です。1番人気の決着が5回もあります。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。