谷村一哉
谷村一哉

旬レーサー谷村一哉(山口・44歳)

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中穴になる5コースからのまくり差し

山口支部は大きく下関と徳山のグループに分けられますが、正月、GW、お盆レースは主力が全員集まるようになっています。徳山と下関が交互に県内選手権はやるかたちを取っています。谷村は下関市内のグループで、選手会長を務めた福永達夫さんをリーダーとするグルーブにいました。吉本正昭さんが実質的な指導者でした。

谷村の舟券は、人気になる1コースよりも外枠回りの方が魅力です。出足型に仕上げ、展開を突くまくり差しが高配当絡みになるからです。最近6ヵ月の成績を調べてみると、4コースよりも5コースの方が成績は上です。3連率になると4コースよりも6コースの方が上です。5コースの2連率は37%、3連率は60%もあります。まくり差しで攻めるので1コースが残る傾向です。枠なり進入なら、1と5を絡ませたボックス買いをしておけば、中穴をゲットできます。

伸び型にしないので差し多用

谷村「差し屋ってイメージもお客さんにはありますよね。伸びをつけられないので、そういったレースになってしまう。ターンが上手くないし、伸び寄りにすると乗りづらさが出てレースに不安が出る。スタート勘も良い方ではないので、締めて捲るやり方がわからない。だから、出足や乗り心地、ターンのグリップ感を重視して調整しています。

最近は一般戦でもイン戦で取りこぼすことがあって、自信をなくしています。上の舞台で走らせてもらうとスタート力や、特に調整力で負けているなと力の差を感じますね。

若い頃から下関で練習してきたけど、徳山のほうが62周年でGI初優勝できたし、良いイメージがあります。8月のお盆戦では優勝戦1号艇が巡ってきて、優勝できたのは嬉しかったけど、仕上がり的には余裕がなくて、枠に助けられましたね。4年以上もGIの優勝戦に乗れていないので、ここで何とか突き破りたいです」
(マンスリーBOATRACEより抜粋)

※出場予定…GI徳山周年=11月2~7日

3961・谷村一哉(山口)のプロフィールはこちら

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。