秋のモーターはタイム差が出る

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ガソリンと空気を混ぜた混合気に点火プラグで着火すると爆発が起きます。そのエネルギーを回転運動に変換してプロペラを回しているのがモーターです。

混合気が燃えやすい条件は乾燥した空気と適度な温度です。1年の内で、モーターの性能が上がるのが秋です。冬も空気が乾燥していますが、キャブレターの凍結防止パイプを装着するので、秋ほどモーターの回転が上がりません。モーターにパワーがつくとタイムが上がってきます。回転運動に抵抗が少ないほどタイムが上がります。モーターのどこかにひずみがあれば、回転運動の抵抗になります。強力なモーターと低調なモーターは1着タイムを見るだけで性能差がわかります。勝ちやすいのは抜けた1着タイムをマークしているモーターです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。