峰竜太
峰竜太

第70回ボートレースダービードリーム出場選手 SG・GI・GⅡの勝負強さを診断

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第70回ボートレースダービー 蒲郡 ドリーム出場選手の舟券作戦

選出基準

前年優勝、グランプリ優出6名、直近のSGボートレースメモリアル優勝、前年8月1日~7月31日の勝率上位者。

第70回ボートレースダービー ドリーム出場選手 SG・GI・GⅡの勝負強さを診断

選手名 出場→準優→優出 平均S 平均発順 着順
峰竜太 9節→8回→6回 0.11 1.9番目 1着6回 2着5回 3着2回 4着1回 5着1回 6着0回
茅原悠紀 10節→7回→4回 0.11 3.0番目 1着2回 2着2回 3着2回 4着3回 5着1回 6着0回
池田浩二 8節→5回→5回 0.11 3.0番目 1着2回 2着4回 3着0回 4着1回 5着1回 6着2回
毒島誠 9節→8回→1回 0.11 2.2番目 1着1回 2着1回 3着3回 4着0回 5着1回 6着2回
馬場貴也 12節→9回→2回 0.15 2.6番目 1着3回 2着0回 3着3回 4着3回 5着2回 6着1回
羽野直也 3節→3回→1回 0.14 4.0番目 1着1回 2着1回 3着1回 4着0回 5着1回 6着0回
※データ集計・2023年5月~10月15日

2023年4月からSG、GI、GⅡの準優勝戦、優勝戦のスタート事故に対するペナルティーが強化されました。今期(5月以降)のSG、GI、GⅡについて、ダービーの出場選手のペナルティーの影響を調べてみました。ペナルティーの対象になる準優勝戦、優勝戦の平均スタート、発順、着順です。参考になるのがスタートの発順です。スタートラインを何番目に通過したかのデータです。数字が小さいほど自力で勝負です。数字が大きいと、明らかにスタート事故を意識してスタートに対する自制が働いていることになります。勝負どころの舟券作戦に大いに関係してきます。

峰は舟券の軸から外せない

今期(5月以降)に峰は特別レースに9回出場していますが、予選落ちしたのは5月の平和島周年のみです。準優まで乗れば、ほぼ優出しています。評価したいのはスタートです。平均スタートはコンマ11、平均発順は1.9番目です。自分から積極的に仕掛けているのがデータでも証明されています。峰にとってペナルティー強化のプレッシャーはありません。高い予選、準優突破率を考えると、舟券の軸から外せません。成績を見ても結果を残しています。

自力駆けが少ないのは茅原、池田、羽野

準優、優勝戦で明らかにスタートが慎重になっているのが茅原、池田、羽野です。池田はここ数年、勝負どころのフライングがあり、羽野もGI優勝戦でのフライングが影響しているのでしょう。ただ、池田は準優出した節は、全て優出しています。準優の成績は②②①②①とコーナー勝負に持ち込んでいますが、優勝戦は⑥④⑥⑤②です。準優は2着受け、優勝戦は着外といった舟券の組み立てができます。羽野はスタートが行けない分、展開に左右されます。茅原は差しに構えるレースが多く、惜敗が目立ちます。

毒島と馬場は準優突破が壁

ここ一番に勝てていないのが毒島です。馬場はメモリアルの優勝がありますが、それ以外は惜敗が目立っています。馬場は最近でこそスタートを決めていますが、スタート事故ができない立場もあって、全速でスリットを通過するレースが減っています。毒島は予選突破率は高いものの、準優1号艇は1回しかありません。部品交換も多く、モーター出しでまだ結果を出していない感じです。初日は大きな着順のシリーズは苦戦です。
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。