上條暢嵩
上條暢嵩

旬レーサー 上條暢嵩(大阪・29歳)

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ヤングダービーで優勝したが、威圧する強さはない

9月下関の第10回ヤングダービーで2コースからまくって優勝しました。GI優勝は2019年の下関ダイヤモンドカップで3カドからまくって優勝して以来、2度目です。今回のヤングダービーは「リング交換をしたのが当たった」とのことですが、ここ一番に冷静な立ち回りができた経験値の差が出た優勝戦でした。ただ、威圧するような強さがないのも確かです。ルーキーSを除くと2連勝はあってもほとんど3連勝はありません。1着軸として信頼できるのは1コースだけで、外側に行くにしたがって成績が悪くなります。直前の戸田一般戦は1コースから逃げて優勝しましたが、スタートの方はマイペースを貫き、節間平均は0.19でした。オール3連対でまとめたものの、2連勝はあっても3連勝はありませんでた。枠番によって買い方を変えなけれならない選手です。コメントがストレートに着順に反映するので、必ずチェックしてください。

オール大阪での優勝が自信になった

「8月に住之江と児島で優勝することができたし、リズム自体は上がってきています。地元の強豪が揃うお盆のオール大阪で優勝することは1つの目標だったし、そこで勝てたのは自分にとって本当に大きいことだと思っています。  あの時は優出1枠だった北村征嗣さんの仕上がりが良かったんですが、それでも諦めずに整備やプロペラ調整もしたりと、自分でも『これ以上はやることがないな』って思えるぐらいやり切ったし、充実したシリーズになりました。  プロペラ調整に関しては自分は毎年『これが当たっている』とかはないんですよ。調整力はついてきているとは思うけど、エンジンなりというか。だからもっと調整力をつけないといけません。  福岡は連続で優出1枠だったけど、結果は2着とF。迷惑をかけてしまった分も、福岡で勝ちたいって気持ちは増しているし、GIで相手は強いけど、何とか頑張りたいですね」 (マンスリーBOATRACEより抜粋)

1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…26回
捲り…5回
捲差…6回
差し…4回
抜き…2回

※出場予定…GI福岡周年=10月10日~15日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。