自分の生き様と選手の生き様は別物

舟券作戦を立てる時に、異常に選手の心理にこだわる人がいます。競輪とボートを掛け持ちでやっている人に多いようです。やたらと人脈にこだわり、先輩、後輩を基本にした舟券作戦を立てます。期待通りに決まると、すべてのレースがシナリオがあって「走る前から分かっていた」という予定調和の世界になります。

これは堅いという本命レースでも、主力になる選手を疑うのも同じような例です。自分の生活パターンを選手にも当てはめてしまう人に多いようです。うまくいかない生活が続くと、人に対する不信感が生まれるのかもしれません。選手の本当の実力を頭から信用せず、ひたすら主力が負ける舟券を買うのです。しかし、選手はプロですから、賞金を稼がなければなりません。作戦上の駆け引きはあっても、相手に勝って欲しいと思っている選手は誰もいません。自分がこうだから、選手も同じという考えはしない方が良いでしょう。背景になる世界が違いすぎます。