山田康二
山田康二

旬レーサー山田康二(佐賀・35歳)

{{ good_count }}

勝負どころのスタートは平均的

佐賀支部は地域で分けた大きなグループが3つあります。佐賀市内、唐津市内、有田、武雄の郡部会というグループです。唐津グループの若手で集まって作っているのが峰グループです。選手持ちプロペラの時代は「海苔小屋グループ」が有名でしたが、今は峰グループが大きな勢力を持つようになっています。プロペラの研究だけでなく、オフの活動も盛んで、ウィンドサーフィンなどもやっています。

峰グループができた当初から入っているのが山田です。GI優勝は2018年の唐津ダイヤモンドカップと2022年の唐津周年の2回です。GⅡは常滑MB大賞と江戸川MB大賞があります。SG、GIの出場停止があったことも影響しているのか、期待されている割りに、やや少なめです。SGやGIで予選突破しても肝心の準優でスタート勝負に出ません。過去10場所の準優平均タートは0.16と遅めです。

プロペラのベースが完成した

「SG復帰に向けて準備だけは怠らないように、取り組んできました。芦屋オールスターでは優出もできましたし、今年前半は思い描いていた通りに終われました。

昨年7月の江戸川GⅡ優勝は自信になりました。プロペラのベースができて、今はそれを含めて3パターン使っています。今は調整が上手くいってますが、年末に向けては、さらに形を定めて行かなければと思います。

前回大会(全日本王者決定戦 開設69周年記念)はモーターの仕上がりも良かったし、初日から優勝を狙えると思っていました。優勝戦は前付けもあって、道中も厳しい展開だったけど、とにかく勝てて良かった。地元の周年を獲れたのは、18年ダイヤモンドカップの時とはまた違った嬉しさがありました。

今大会は峰竜太選手が地元GI復帰初戦です。僕より、そちらに注目が行くと思うので、良い意味で気楽です。また、弟子の常住蓮が地元のGIデビューなので、こちらも注目してください」
(マンスリーBOATRACEより抜粋)

1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…20回
まくり…5回
まくり差し…8回
差し…2回
抜き…5回
※出場予定…GI唐津周年=9月25~30日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。