第10回ヤンクダービー=下関舟券作戦、3つのポイント
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ポイント1 最後は勝つべき選手が勝つ
ヤングダービー過去3大会の優勝者
第7回=びわこ 磯部誠(愛知)①③③②②①準1優1第8回=徳山 羽野直也(福岡)②③①②①③準1優1
第9回=多摩川 近江翔吾(香川)②⑥①①①①準1優1
「新鋭王座決定戦」が「ヤングダービー」に名称が変わって、9大会が開催されました。登録6年未満から30歳未満に出場資格が変更になったことで、SGで活躍する選手がヤングダービーに出場するようになりました。
過去9大会で、1コースが優勝したのが7回もあります。優勝者は、予選得点率1位、準優1号艇、優勝戦1号艇という優勝の王道を歩んだ選手がほとんどです。優勝した選手は予選成績をほぼオール3連対でまとめています。実績のあるモーターを手にしたSGやGI出場経験のある選手です。終わってみれば、勝つべき選手が勝っています。好枠にSG、GIで走っている選手が組まれたレースは本命決着と考えてください。
ポイント2 ヤングダービーは進入固定レース
ヤングダービーで高配当が飛び出すパターンは、コース取りが乱れたレースに限定されていました。しかし、ここ数年はコース取りで乱れることはありません。昨年の多摩川大会は、コース取りで動いたのはわずか3回です。それも外枠が変わった程度です。ヤングダービーは進入固定レースと割り切って、選手やモーターの力関係を読んで舟券作戦を立てて下さい。スリットで横一線になりそうなら1号艇からの舟券、フライング2本持ちや事故率が高い選手がいて横一線が崩れるなら高配当を想定した舟券予想を立ててください。ポイント3 荒れる予選最終日、本命は準優日
開催日別 万舟券発生本数
第7回=びわこ 2、7、1、2、0、1本第8回=徳山 2、0、1、5、0、2本
第9回=多摩川 2、1、2、3、0、0本
開催日別 1号艇の1着本数
第7回=びわこ 5、4、7、5、11、9本第8回=徳山 7、9、6、4、9、8本
第9回=多摩川 7、8、7、7、11、10本
開催日別で万舟券も出現回数を調べると、5日目の万舟券が3大会とも0回です。SG、GIで走っている選手は、日を追うごとにモーターを仕上げてきます。予選得点率上位で準優入りします。コース取りが乱れることがないので、準優は本命サイドで決着です。昨年の多摩川大会では準優日に1-2-3の出目が5回も出ています。
一方、荒れる傾向なのが予選最終日です。準優出勝負の選手がスタート勝負に出ることもあって、スリットが不揃いになります。準優日になると1コースの1着が急増する傾向です。日別で舟券作戦の方向を変える必要があるようです。
下関ヤングダービーでフライングを2本持っている選手
高田ひかる木谷賢太
原田才一郎
前田滉
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。