旬レーサー 西村拓也(大阪・36歳)
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26期連続A1級キープの超安定株
最近のGI10節で、予選突破が8回あります。優出も3回と確実に上位進出しています。これまでのGI優出は11回ですが優勝はなく、ここ一番のアピール度がありません。理由は、大阪支部先輩の壁です。西村がデビューした2006年当時は倉谷和信、太田和美、松井繁、田中信一郎がSGで活躍し、年間3回あるオール大阪の優勝戦でも彼らが幅を利かせていました。成長のチャンスの芽を摘まれていた感じです。イースタンヤングの優勝戦を4コースからまくって優勝したこともありますが、記念クラスには定着できませんでした。時期が悪かったというしかありません。それでもA1級を26期連続キープしているあたり、地力を感じます。GIの予選突破率の高さをみると、舟券から外せない選手です。厳しい環境で揉まれて今の自分がある
「近況はモーターの素性以上を引き出せていて、それが成績にも繋がっています。また、苦手だった2、4コースも上手になったとは言えないけど、良い人のまねをしたりして改善できてきました。GIにもっと出たいけど、大阪支部は人数も多いから仕方ない。よその支部やったら、もっと走れてたとか考えたことはあります。GIに呼ばれるためには、一般戦で結果を残し続けていくことが前提です。でも、それって凄くしんどい。8点勝率を残しても年に2、3回しか記念に呼ばれない後輩もいたりする。気持ちを保っていくのは難しいことなんです。でも、大阪支部の厳しい環境で揉まれたことによって今の自分があると思う。よそだったら、なあなあになってたかもしれないので。
9月前半からGIの斡旋が一気に入ったので、ここがチャンスですよね。勝率を落としてしまう怖さもあるけど、走らない限りは優勝もできない。もう本当にタイトルを獲りたい。ただ、それだけです」
(マンスリーBOATRACEより抜粋)
1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…29回まくり…4回
まくり差し…7回
差し…6回
抜き…4回
※出場予定…GI桐生周年=9月13~18日
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。