抜け目のゴローさん

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

ボートレースは左回りに周回を重ね、ゴールをした順位で着順を決めます。左回りは、「行き会い船の航法…2隻の船が真向かいに行き会う場合で衝突のおそれがあるときは、互いに相手船の左げん側(船の左側)を通過する」というルールがあるからです。ワンパターンレースを繰り返していると、一定のレースパターンが生まれてきます。その代表的なものが「1コース有利」です。3連単の出目も1-2-3、1-2-4が多くなります。実力上位の選手が1号艇だと、この傾向が強くなります。舟券の点数を絞って1-2-3、1-2-4の舟券を厚めに買うようになります。少しヒネって1-3-2、1-3-4といったところでしょうか。実際のレースでは1-2-3の出現率は7.3%です。1日のレースで1回あるかないかです。1コースが強くて中穴になるのは、5、6コースが着に絡んだ時です。6コースが3着になるだけで平均配当は3倍に跳ね上がります。「抜け目の5か6」に配当面での魅力があります。
5-6-3の出目の出現率は0.2%しかないので、この出目は勧めません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。