印が回らなくても強い選手はいる
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ボート専門紙やスポーツ新聞の予想印は4点です。大正時代の小学校の通信簿から流用したと言われています。元々は◎◯△の3点でしたが、これに×(バツ)が加わって4点になりました。×は英語のX(エックス)で未知数という意味があるそうです。×だと不要と誤解されるので▲にしている新聞もあります。地方の専門紙では穴、注をつけて6艇全員に印が回るようにしているものもありますが、基本は4点です。各社がほぼ同じように4点にしているのは、どの新聞が当たるか比較するためかもしれません。住之江や尼崎の記者席では的中コンクールをやっていたので、それが関係していたかもしれません。
いずれにしても、6艇でレースをやっている以上は4点の印だと無印が2艇出てきます。デビューしたばかりの新人なら無印で十分ですが、それ以外のレースでは無印=着外にはなりません。総合的な相場で順番に印をつけていくと、たまたま無印になったという選手が出てきます。混戦、乱戦、激戦といったタイトルがついていれば、無印だからといって評価を下げない方が良いでしょう。レースによっては買える無印、買えない無印があるということです。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。