第69回ボートレースメモリアルのシン・舟券作戦

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メモリアルの優勝者は予測できる

最近のSGの特徴は、初日に好スタートを決めた選手が、そのまま突っ走り優勝するケースが増えています。予選で外枠を克服する選手です。シリーズが終わって気がつくのは、優勝者の舟券貢献度です。メモリアルの過去3大会の優勝者は、21走して着外はわずか2回です。原田幸哉寺田祥はオール2連対です。あらかじめ優勝をする選手を予測できていれば、舟券で迷うことはないのです。常に軸にして買えば良いだけです。
2001年に市川哲也が多摩川のメモリアルで、7連勝完全優勝をしています。メモリアルで優勝する選手には、傾向があります。それは直前のシリーズの成績です。市川が完全優勝した直前の宮島の成績は①③①②①③①①準1優2でした。気温の上がる夏はモーターの燃焼効率が下がるので、調整が難しくなります。直前のシリーズで調整方法を掴んだ選手は、メモリアルに入っても迷走することがありません。ところが夏の調整で結果を出していない選手は、すべてが半信半疑です。正解が出るのに時間がかかります。

今回のメモリアルのドリーム戦出場選手で、馬場貴也は初日にピストン交換、深谷知博は2日目、3日目にセット整備、椎名豊は初日でキャリボディー、2日目にセット整備しています。部品交換のなかった片岡雅裕は優出できず、羽野直也だけが部品交換をせずに優勝しています。
推薦もしくは施行者希望の選手の中で、直前成績が良く、実績モーターを手にした選手を見つけ、シリーズを通じて追い続けて下さい。

メモリアル優勝者の直前成績とメモリアル成績

68回 片岡雅裕 丸亀②①③②②②③準1優2 →⑥②①②④準2優1
67回 原田幸哉 大村③③①①①①①③準1優1 →①①②①①準1優1
66回 寺田祥 下関①⑤③①①①②準1優5 →①①①②①準1優1

ドリーム戦出場者の直前成績

馬場貴也 三国①②①①③②②①①準1優1
深谷知博 浜名湖①①②②①④②④準1優2
片岡雅裕 丸亀①⑤③②③③②②準3①選4
椎名豊 桐生⑥②③①②③③準3①選2
羽野直也 若松①①③②②①③①②準1優1
石野貴之 1ヵ月欠場
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。