迷った末の多点買いは当たらない
桧村賢一
舟券即戦力
32
弱気な「2」より、強気の「3」
{{ good_count }}
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
一般レースで1号艇にA1級が組まれると、ほぼ1コースの逃げで決まります。大口のお客さんが喜ぶレースです。このときに1-2と持って行くか、1-3と持って行くかが勘どころになります。配当金を期待ぎないので1-2-流、1-3-流の8点は買えません。1-2に絞るか、1-3に絞るかです。
この時に判断基準にするのが、2、3コースに入る選手の性格です。スタートを行かず、中間着ばかり取る選手が2コースだと、1-2で決まるとは限りません。必ず3コースが全速で攻めてきます。3コースもスタートを行かずに差しに構えてばかりの選手だと、1-2の確率が上がりますが、3コースが攻める選手だと1-2は消えるリスクがあります。1-3の方を勧めます。
強気か弱気かは、平均スタート、決まり手、着順傾向を見ればわかります。スタートが早く、まくりと1着の多い選手は強気です。その逆が弱気な選手になります。
桧村賢一
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」（サンケイブック）「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。
