ボートレース多摩川

ボートレース多摩川は地元のベテランを軽視するな

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ボートレース多摩川は「日本一の静水面」と呼ばれるように、走りやすい水面です。波が立たないので、スピードで攻める選手に有利です。若い選手が活躍する条件が揃っているように思えますが、意外とベテランが活躍します。

特に東京支部のベテランは、若い選手を相手に互角以上のレースをします。地元のベテランだと経験値で水面に合わせたモーター調整ができるようです。理由は、本番ピットに近い練習ピットを使うので、本番レースに近い状態の調整ができるのではないかと教えてくれた選手がいました。一般レースでは東京支部のベテランが必ず準優に乗っています。本番ピットから遠いところを若い選手が使うと、ピットでうまく調整できても、周回展示に行くと「何か違う」となるのかもしれません。

過去3年間のデータを調べると、3000番台の地元選手はほとんど差はありませんが、4000番台になると多摩川勝率が全国勝率よりも0.5くらいアップしています。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。