先頭を走ればB級でも抜かれない

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一般戦でA1級とB1級の違いは、コーナー勝負になった時の走る位置です。A1級は引き波を避けるように走ります。引き波の中に入るにしても、直角に横切るのではなく、70度の角度で入るタイミングを待っています。90度だとボートが波に乗り上げる形になるのに対して、70度だと上手く突き切れるそうです。当てレバーといったレバー操作をします。その差が接戦での強さに表れます。

しかし、これはあくまでも接戦になった時のことで、単独で走る場合には当てはまりません。左回りにターンマークを順次回るボートレースでは、年間のターン回数はかなり大きな数字になります。単独でターンをすれば、ターンマークを外したりすることはありません。A1級でもB1級でも1マークを先に抜け出せば抜かれることはありません。舟券作戦も誰が先に1マークを抜け出してくるかに意識を集中させてください。条件に恵まれば、B1級だからといった軽視できない場合があるはずです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。