旬レーサー金子萌(静岡・33歳)
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3コースからのまくり差しに切れ味
萌と書いて「はじめ」と読みます。強くなるにしたがって正確に読んでもらえるようになりました。現役レーサーの金子良昭さんの長男です。しかし、父親の世話になって選手になったのでは本当に強くなれないと、養成所に合格するまでは、自分で働いて選手になる機会を待っていましてた。自立した考えができる選手です。スタートが確実に早くなっているので、舟券の貢献度も高くなっています。1コースの強さはもちろんですが、3コースからのまくり差しが決まります。外枠は1着は取れないものの、2、3着に食い込んできます。展示タイムの順位と着順が連動する傾向です。同期にSG覇者の椎名豊や超伸び型で活躍する高田ひかるがいます。
乗りながら体感の合う個所を探していく
「基本的にリズムは気にしていないですが、それでも今年は少し良いほうなのかな、と。ただ、優勝できるチャンスがある時に、しっかりとつかみ切れていない。優勝を狙えるような良い仕上がりなのに、自分のミスで優勝戦にも乗れなかったりしているんで。A1級からA2級に降級した時や、A2級が続いている現状も含めて、それが今の自分の実力だと受け止めているので、もっとしっかりやりたい、と思っています。浜名湖は2連続優出中です。僕は乗ってみて一番体感の良い所を探すので、回らない場だからとかは気にしていないし、苦手意識もないけど、毎回調整は難しいなとは思います。日頃から上の舞台を走っても、自分の実力を発揮できるよう準備はしておこうと思ってやってきました。今回はGⅡですが、どんなレースでも、もちろん毎回優勝を目指しています。地元なんで優勝することができればなおさらいいですね」(マンスリーBOATRACEより抜粋)
1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…21回まくり…3回
まくり差し…5回
差し…3回
抜き…1回
※出場予定…浜名湖MB大賞=7月25日~30日
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。