ルールが厳しくなると選手の性格が読めてくる

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SGやGI・Ⅱのスタート事故に関するペナルティーが厳しくなっています。芦屋のボートレースオールスターの準優10Rで下條雄太郎がフライングをしました。すると次の11Rでトップスタートはコンマ12、ダッシュに回った平本真之がコンマ32、宮地元輝がコンマ25でした。さらに12Rでのトップスタートは濱野谷憲吾のコンマ14で、1コースの毒島誠がコンマ19、山田康二がコンマ21、磯部誠がコンマ17、椎名豊がコンマ24、馬場貴也がコンマ27でした。優勝戦は石野貴之がコンマ12から逃げて優勝しています。準優と同じタイミングでした。

ルールが厳しくなると、それでも全力投球という選手と、長期戦略の上に立ってレースを組み立てる選手が出てきます。まだ芦屋のオールスターしか事例はありませんが、何回かのSGやGIの準優や優勝戦を見ていくと、短期決戦か長期決戦か考えている選手の性格が読めるようになります。ここ一番の舟券作戦の有力なデータになります。知らないよりも知っておいた方が得です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。