遊び心で取れる穴は少ない

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ボートのお客さんの多くは高配当に憧れています。理由は簡単です。ローリスク・ハイリターンだからです。以前にも指摘しましたが、進入固定のシード番組では、120通りの組番の内、70組近くが1年間で1回も出現していません。それらの組番が無投票といったことはありませんでした。オッズに惑わされてついつい必要のない組番を買っていたわけです。

高配当が飛び出すのは、人気を集めた選手が負けた時です。モーターが出ていない、前付けでコース取りが乱れるといったケースもあれば、たまたま事故が起きて、それに巻き込まれたといった突発的なケースもあります。

突発的なものは仕方ないとして、不安を抱えた本命なら、それを読まなければなりません。遊び心で、「同じ名前で買った」「自分の誕生日の数字で買った」というのでは、突発的なケースしか当たりません。誰もが簡単に取れる穴はありません。簡単に取れるものなら人気になり、高配当になりません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。