旬レーサー酒見峻介(佐賀・37歳)

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3、4コースなら舟券から外せない

B級生活を長い間続けていました。初勝利まで2年半、初優勝まで10年8ヵ月かかっています。A2級になったのが2年前です。10年かかりました。A2級に上がることができた要因は、伸び型のプロペラを自分のものにできことです。今、流行の超伸び型のプロペラを叩けるようになってからまくりで勝つシーンが増えました。藤山翔大高田ひかるからのアドバイスもあって、まくりのスタイルを確立しています。2021年11月の福岡では9走して失格と妨害を除いて、7勝もしました。3日目後半から5連勝でした。

最近のレースは、当然のようにまくりが勝つシーンが多く、3、4コースなら舟券から外せません。差しのない2コースは1着が取れません。6月唐津の優勝戦でフライングをした事が実戦でどう影響するかです。

同体からでも伸びて行くのが理想

「春頃から準優にすら乗れなくなっているし、リズムはあまり良くないですね。良かったのは追加で行った4月の若松くらい。あの時は驚くくらい出ていた。気温の変化で良い時と悪い時の差がありますね。最近は満足いく感じではないです。

調整面は基本的に変化はなく、今まで通りに伸びを求めていきます。スローからでも、スタート同体からでも伸びていくのが理想です。今は引き出しや調整のバリエーションを増やしているところ。自分でやったり、人からアドバイスをもらったりしています。それに以前はプロペラをすぐに自分の形に叩いていたけど、今はもらった時の形を確認してから調整を始めています。記念レースの後は勉強になることが多いので。

最近はGⅡを走らせてもらうことも増えて、機力を引き出せれば、結果も出せると分かりました。ただし、満足しちゃうとそこで終わっちゃうので、出ていても更に良くしようとします」。
(マンスリーBOATRACEより抜粋)

※出場予定…唐津・GⅡ「唐津モーターボート大賞」=7月11日~16日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。