チルト3度がいれば舟券は両面作戦

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6月3日にボートレース鳴門で行われた男女W優勝戦で、岡田憲行が6コースからまくって優勝しました。チルト3度に上げてのまくりです。岡田はチルト1度をやっても、3度は記憶にありません。ぶっつけ本番のチルト3度でした。それほど威力があるということです。

チルト3度と言えば阿波勝哉の代名詞でしたが、その阿波はチルト3度に上げるレースはしていません。女子で成功しているのが堀之内紀代子で、男子は菅章哉です。重富伸也もチルト3度で活躍しています。菅の威力に峰竜太がマークに回るほどです。高田ひかる藤山翔大はチルト3度にせずに超伸び型にしています。

チルト3度で活躍する選手が出ると、当然のようにそれを真似る選手が出てきます。一発勝負が成功したら儲けものという考えかもしれません。岡田のような例もあるので、チルト3度の経験がないから外すというのは好ましくありません。

一方、福岡の若手・表健太のようにターンができず、落水する選手もいます。とりあえず一発ありの舟券を買った上で、不発になった時の舟券を準備しておけば安心です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。