女子戦の基本舟券は、ワンボックス+1

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女子選手は5月1日現在で251名います。7月から適用の新級別では、A1級28名、A2級41名、B1級122名、B2級60名です。A1級は女子全体の11%、A2級は16%です。級別審査基準のA1級20%、A2級20%の定率と比較すると、かなり少ない数字です。B2級の女子選手は24%もおり、実力差の大きな番組が多くなります。そのためオールA級の番組を作れば作るほど、他のレースでオールB級が増えて、「走ってみなければ分からない」といった状況が多くなり、舟券の魅力がなくなります。

そうした弊害を減らすため、女子戦の番組はA級2名、B級4名、もしくはA級3名、B級3名が増えてきます。B級の一人は勝率の低い選手で、展開に恵まれないと3着すら厳しい選手です。中枠のA級がまくるので、1コースが勝てるかどうかは微妙です。それに対応するために実力上位をボックス買いした上で、もう1名を2着か3着に加えて下さい。1番人気で収まるレースは、全体の10%しかないので、中穴が飛び出すものです。

・オールB級戦…新人で1点台の選手を切り捨てる。
・A級2名、他がB級…A級2名を絡めたボックス。
・A級3名、他がB級…A3名のボックスに、B級1名を2着か3着に加える。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。