数字に頼りすぎると数字に裏切られる

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「超抜モーター.com」というサイトが注目を集めています。どういったデータが基本になっているか調べてました。モーターに関しては最近6ヵ月間を集計。選手のコース別データも最近6ヵ月です。

モーターに関するデータは初使用からのものが多く、長期間使用すると数字が当てになりなくなります。季節毎に性能が変わることが多く、直近の動きを参考にする必要があります。乗り手との相性もあり、数字どおりになると限りません。選手データにしても、フライングをする前とした後ではかなり数字に変化が出てきます。数字を参考にするのは大切ですが、数字どおりのレースになるかどうかを検討した上で、数字を信用した舟券を組み立てなくてはなりません。

ただし、数字に頼ると高配当は期待できません。1コースの1着率が50％しかないのに、大半のレースで1コースに入る選手が1番人気になっています。舟券のキャリアを積んだ人ほど、数字の死角がないか探しています。

桧村賢一（コラムニスト）

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」（サンケイブック）「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。