旬レーサー 馬場貴也(滋賀・39歳)
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超速ウィリーのターンテクニックを全公開!
ターン出口のしゃくりも印象的です!
今のターンを始めたきっかけは今垣さんのしゃくりを見て凄く伸びているなと。それをターン出口ですると一生懸命に見える気がして、ファンへのアピールにもなるかなと。浮いた舟が着地する瞬間としゃくるタイミングを合わせて、舟をよりバウンドさせるのがポイントです。細かくしても前後でもダメです。これもお尻を使わないといけません。お尻を水面に斜め45度だといき過ぎで、35度くらい沈み込ませる感じです。ウイリーと合わせて最低でも一艇身くらいは変わると思います。まくり差しについて聞かせてください。
まくりは伸びて絞りながらじゃないと、なかなか決まりません。僕の仕上げ方でまくりは難しく、まくり差しの方が勝率も上がるなと。SGはスタートが揃いやすいので2コースが差して、3コースがまくり差しかまくりのセオリー通りのレースが多くなります。内に警戒されませんか?
僕の一つ内で2、4コースがツケマイすることが一時期多かったです。それも頭に入れながら、まくり差しと差しどちらでも対応できるようにしています。3コースなら最内の2番差しもイメージしています。1コースはマークに寄って落として小回りや、握って出口で舟を返したり、走り方が人によって違います。その選手がどのような走り方をするかはレース前にイメージしています。艇間はどうやって狙うのでしょうか?
ブイ際を狙っても、現在のエンジンではまくり差しに入り切れないと思っています。マークの向こう側で2~4コースぐらいのどこかを差す感じです。それはインの航跡にできる限り直角に入りたいからです。ブイ際を意識すると、そこにいきたくなってターンが浅くなります。向こうでどこか差すというイメージなら、真っすぐ奥に踏み込んでターンすることになり、良い踏み込みができて角度がついてくるんです。真っすぐ奥まで踏み込んでハンドルをバチっと切ることによって、インの視界にも入らないはずです。インは視界からいったん消えた僕が、ターン中に内側を見たらいるような感じですかね。(マンスリーBOATRACEより抜粋)●1着決まり手(過去6ヶ月)
逃げ…30回 まくり…2回 まくり差し…7回 差し…4回 抜き…7回※出場予定…芦屋・SGオールスター=5月23日~28日
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。