オールスター出場の女子選手の買い頃、外し頃

{{ good_count }}

体重差が開き、軽視できない存在

SGの中で女子選手が一番多く出場するのがオールスターです。ファン投票で出場選手が決まるので、人気女子選手が目立ちます。2014年の福岡で開催された第41回オールスターには12名の女子選手が出場しました。これでは人気投票で、SGとしてはどうかという意見が出され、A1級の男女の比率に応じて女子の出場枠を決めるという現行制度に変わりました。それ以降、8~9名が出場するようになっています。前回の宮島大会は9名、今回は8名が出場しています。
男子の最低体重が52キロに引き上げられ、女子選手との体重差が5キロ以上になりました。体重差が開いたこともあって、昨年はクラシックで遠藤エミがSG初優勝、オールスターで平高奈菜が優出しています。舟券で軽視できないのが、最近のSGで走る女子選手です。

・第49回(2022年)オールスターの女子選手日別着順
着順 1日 2日 3日 4日 5日 6日 合計 率
1着 1 3 1 2 0 0 7 1着率 9%
2着 0 1 2 1 2 3 9 2着率12%
3着 3 1 2 2 4 1 13 3着率17%
着外 10 7 6 11 5 8 47
3連率 39% 33% 36% 31% 55% 33% 3連率38%

予選落ちした一般戦の女子が着絡み

昨年の大会の女子選手の日別着順を調べると、着絡みが一番高かったのは5日目です。平高奈菜とエース機を手にした實森美祐が準優出しましたが、一般戦回りの選手が2、3着に絡んでいました。モーターの出ている男子が準優1回走りということもあって、一般戦回りの男子のモーターは中堅級です。女子が軽量を活かしたかたちです。1着はなくても2、3着から目が離せません。

・第49回(2022年)オールスターの女子選手1コース全着順
1着 6回
2着 1回
3着 1回
着外 2回

1コースの女子は枠主張で高い1着率

前回の宮島大会で、1号艇をもらった時の女子選手はすべて1コースを取っています。10走して1着が6回、2着1回、3着1回もあります。着外の2走は6着です。これだけ1着率が高いと買わないわけにはいきません。3連単の配当はどうかと言えば、2日目に守屋美穂が1着になったレースは152で15460円の万穴でした。3桁配当はないので、女子戦が1コースの時に1着軸の舟券は回収率でもプラスも持っていけます。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。