旬レーサー 鈴谷一平(兵庫・28歳)

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体重と決まり手をチェックで調子判断

今年2月の時も地元戦で3度目の優勝をしました。GWの地元戦で優出して転覆失格に終わりました。高校1年の時からやまと学校を受験して、6回目で合格しています。尼崎ボートに父親に連れられてよく行っていたそうです。師匠は古結宏です。

最近のレースは、本人のコメントでもあるように伸び型に仕上げてまくるレースが目立ちます。2月の地元戦で優勝した時は、3日目から展示1番時計を連発していました。一方、展示1番時計を出せなかったびわこの秩父宮妃記念杯では未勝利に終わっています。参考になるデータです。176cmの長身なので体重管理が課題です。減量しているかどうかで成績も左右されます。体重を絞り、シリーズの序盤でまくりが決まっている時は軸艇に推せます。

初Vを飾ってから気持ちに余裕

「去年の夏、鳴門で初優勝した頃から気持ちに余裕が出てきました。結果的に新しい景色も見えてきましたし、メンタル的に成長できたと思います。最近は一般戦で予選落ちも少なくなってきて、優出回数も増えています。調整に関してはA2級に初めてなった時に、チルトを跳ねたモーターを初めて引いてから伸びを求める調整をするようになりました。その点は今も変わらず行っています。スタートに自信を持っているので、それを活かした攻撃ができるように調整しています。ここ2年くらいは期に1本ペースでFを切っていますけど、自分のスタイルは貫いていると思います。桐生のイメージは優出したこともあるので悪くはないです。1年半ぶりに走りますが、その部分は大丈夫です。自分のできる範囲で良さを出していきたいですし、全てにおいて守りに入らないよう、探究心を持ち続けながら、少しでも多く大舞台に出られるようになりたいです」(マンスリーBOATRACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月)

逃げ…13回 まくり…7回 まくり差…5回 差し…5回 抜き…2回

※出場予定…桐生=5月17日~22日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。