旬レーサー 前沢丈史(東京・37歳)

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4366前沢丈史(東京・37歳)

奇数号艇で攻撃的な走り

茨城県の朝ドラ「ひよっこ」で有名になった常陸太田市の出身です。デビューした当時からあまり表に出るタイプではありませんでした。レースセンスはあるにもかかわらず、「スター候補性は希望しない」とコメントしていました。2018年にSGクラシックに出場しているものの、その後の出場はありません。GIでもバイプレーヤーという位置づけです。展示タイムも出しません。しかし、そんな前沢に変化が起きています。「スタートが決まりだした」とコメントしているように、まくりで勝つシーンが増えてきました。最近の着順傾向も1着取りが目立っています。1コースと3コースは勝ちに行っているので、覚えておいてください。期末でフライング持ちですが、奇数号艇だと強気に攻めています。

スタートに自信あり

「ここ1年くらいは自然体で戦えています。今年に入ってからは、良いモーターを引いていたのもあるけど、わりと優勝戦に乗れていますね。
とにかく最近はスタートが見えている。選手生活で1番か、2番目くらいに見えてます。早起こしとかせずに、やり方を変えたりしたわけでもないけど、良いタイミングで決まっていますね。自然体で走れているのが、スタートにも良い影響が出ているのかもしれません。なのでスタートに関しては結構、自信を持って行けてます。どのレース場でもですね。周りが難しいと言うようなレース場でもしっかりと踏み込めています。それが好成績に繋がっているのかもしれません。
調整はどこのレース場に行っても、その時その時でという感じです。ここ数年は、後期審査期間(前年11月~4月)のほうが、前期審査期間(5~10月)よりも勝率が格段に良いみたいですね。意識はしていなかったけど、昔は回転を止める方向の調整のほうが得意だったので、それもあるかもしれませんね」

●1着決まり手(過去6ヶ月)

逃げ…24回 まくり…8回 まくり差し…8回 差し…3回 抜き…3回
※出場予定…大村・MD=4月24日~30日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。