急ごしらえのチルト3度は来ない

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堀之内紀代子がチルトMAXで大活躍です。アウトからスタートしてからの勢いが違います。下関の女子戦ではモーターが出すぎていたため、準優で4選手が堀之内をバック水面で待ち伏せしてマークに回りました。慣れない3カドでスタートが行けず4着でした。しかし、最終日は2連勝で締めました。その堀之内が勝利者インタビューで「チルト3度にした時に江戸川で走っているような感じでボートに乗っている」とコメントしていました。通常の乗り方ではターンができないというのです。堀之内や菅章哉の活躍に刺激されて、若い選手がここ一番の勝負どころでチルトMAXにするようになっています。しかし、堀之内がコメントしたように、乗り方を変えているかどうか疑問です。チルトをMAXにしても結果が伴っていないからです。少しだけ前に出ても、そこからまくりを決めるまでにはなりません。着外落ちを想定した舟券を考えた方が良いでしょう。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。