旬レーサー 木下 翔太(大阪・31歳)

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

4659木下翔太(大阪・31歳)

枠番に対応した着取りが目立つ

デビュー当時から将来性を期待されてきた選手です。両親がボートの選手ということもありましたが、スピードで勝負するタイプに好感度も上がったものです。しかし、大阪支部の先輩の壁が厚すぎたのか、まだGI優勝がありません。SGやGIを走るようになってから、差しに構えるレースが増えてきました。勝率を維持しようとすれば、1着か着外かという走りはできません。それが差しグセになり、こじんまりとまとまる走りに変わって来ました。過去6ヶ月間で、まくりで1着を取ったのは1回しかありません。1コースから軸艇として信頼できても、他のコースは枠番連動の着取りです。4月3日は32歳になります。ブレークするには、少し遅いような感じです。

気持ちを盛り上げて今年こそは!

「昨年は一般戦で2回優勝ができたけど、昨年も一昨年も自分の気持ちで弱い部分が出てしまって、もうひとつ納得のできる結果を出せなかった。不甲斐なかったし、もどかしかったです。プロペラ調整がどうこうよりも気持ちの問題でしたね。 そんななか、6月住之江周年では優出ができた。昔からずっとGIとかでも十分に戦えるっていう思いはあるし、GIとかを走るほうが気持ちも乗ってくるんだと思います。だから上の舞台で走る機会を増やすためにも結果を出さないといけないとはわかっているんですが、今振り返って考えてみると一昨年とか昨年はちょっとその気持ちが足りなかったのかもしれません。 でも昨年は同年代の丸野一樹とか上條暢嵩がグランプリに行ったのを見て、自分の気持ち的にまた盛り上げる部分がありました。『また頑張らないといかんな』って前向きに思えるようになったし、また一から気持ちを切り替えてって感じです。 大村は走る機会も多くないし、あまりイメージはないですね。ただ、周年の優勝戦に乗ったこともあるし、児島のオーシャンCもあるんで。結果を求めて強い気持ちを持って走りたいと思います」

●1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…22回
まくり…1回
まくり差し…4回
差し…5回
抜き…3回
※出場予定…GI大村周年=3月26日~31日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。