春の舟券は風を見てから

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桜の開花宣言が各地から届くようになりました。積算の日照時間と開花は関係をしてると言われています。ソメイヨシノは接ぎ木で、クローンです。同じような気象条件下にあれば一斉に開花するのも、それが理由です。ただ、桜が開花したからといって、すぐに温かい日が続くとは限りません。寒の戻りがあります。南からの高気圧が強い時は温かい南風が吹き、寒の戻りになると北からの風が吹きます。ボートレースで風はスタートとターンに影響します。5メートルを超える風になるとレースの流れも一変します。追い風が強くなると、スタートが慎重になり、1コースの選手は1マークで流れ気味になります。得をするのは差しに構えた選手です。向い風だとダッシュ勢が思い切ったスタートを行けるのでまくりが決まるようになります。前日が向い風で、当日が追い風ならスタートが慎重になり、1コース有利な流れに変わります。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。