旬レーサー 片岡 雅裕(香川・37歳)

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4459片岡雅裕(香川・37歳)

最近は捲りの1着なしで着傾向は枠番対応型

高知県黒潮市出身です。ボートの選手になったのは、香川県善通寺市にある自衛隊に入った時に、たまたま本屋で資格の本にボート選手という仕事があることを知ったからです。デビュー当時から全速で攻めるレースをやっていました。注目度の高い新人でした。
昨年8月に浜名湖で開催されたメモリアルでSG初優勝しました。6コースからのまくり差しです。2艇フライングがあったものの、確実に展開を突いていました。
最近の成績の特徴は、スタートを決めているものの、まくりの1着がありません。展示タイムで1番時計をマークすることがほとんどなく、出足、回り足重視の調整をしているからです。枠番対応型です。ダッシュに回った5、6コースだと1着は期待薄です。カドでもボックス券向きです。

SG覇者としての期待に応えたい

「昨年の浜名湖メモリアルで優勝してから責任感が増して、今まで以上にやらないとといけないと思うようになってきました。SGタイトルホルダーとして期待は集まるし、今まで以上に注目もされます。それに弟子を取った頃から自分が行動で示していかないといけないと思っています。でも追われる立場になったわけではなく、さらに上の景色を目指しています。
調整に関しては乗りやすくすることにこだわりすぎると、直線が下がったり足を悪くすることがあるので、今は足を重点的に試行錯誤をしながらやっています。冬場は苦手ですけど、3月になって季節も春へと進んでいくので、少しずつ探りながらですね。
多摩川は久々ですし、出場の機会もそれほど少ないので、これといった印象は正直ありません。強いて言えばやはり静水面ということですかね。調整は今のスタイルでも大きくズレることはないと思っていますよ。
『もう一度グランプリに出たい。あの舞台に立ちたい』と思いながら臨んでいます。そのために一走一走しっかり走っていくことがとても大事になってくると思うので、気を抜かずに取り組んでいきたいです」

●1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…22回
捲り…0回
まくり差し…7回
差し…4回
抜き…5回
※出場予定…GI多摩川周年=3月6日~11日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。